テオドール錠(テオフィリン)の効果・副作用を解説!【医師監修】
「喘息の激しい咳や息苦しさを何とかしたい」
「テオドール錠を処方されたけれど、副作用はあるのかな?」
喘息や気管支炎によるゼーゼー・ヒューヒューとした呼吸のつらさを和らげるためによく処方されるのが「テオドール」です。
呼吸を楽にしてくれる頼もしいお薬ですが、正しく使うためのポイントや副作用が気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、テオドール錠の効果や使い方、注意が必要な副作用、販売中止の噂について医師が詳しく解説します。
目次
テオドールとは?効果は?
テオドールは、「テオフィリン」を有効成分とする気管支拡張薬です。
薬の成分が体内でゆっくり溶け出すよう工夫されたタイプ(徐放性)で、狭くなった気管支を広げて空気の通り道を確保し、激しい咳や息苦しさ、ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音を抑えてくれます。
テオドールの種類(剤型)
テオドールには、症状や年齢、飲みやすさに合わせて以下の種類があります。
- テオドール錠100mg・200mg
- 一般的に処方される錠剤タイプです。
- 薬の成分が体内で時間をかけてゆっくり溶け出すため(徐放性)、効果が長く続きます。
テオドールの成分
有効成分はテオフィリンです。
気管支のまわりにある筋肉の緊張を緩めて空気の通り道を広げる作用や、気管支の炎症を鎮める作用を持っています。
テオドールの効果
- 狭くなった気管支(空気の通り道)を広げて呼吸を楽にする
- 喘息や気管支炎による激しい咳、息苦しさ、ゼーゼーする呼吸音を抑える

どんなときに使う?(適応疾患・部位)
- 気管支喘息
- 喘息性(様)気管支炎
- 慢性気管支炎
- 肺気腫
テオドールはオンライン診療で出せる?
「喘息の咳がつらくて通院の移動や待ち時間が負担…」
「定期的に処方してもらっているお薬を、自宅から落ち着いて相談したい」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
テオドールのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでは、
テオドールに関するご相談や処方をオンライン診療にて承っております。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「仕事の合間に受診したい」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
テオドールの使い方(用法・用量)
通常、大人の場合は1回200mg(テオドール錠100mgなら2錠、200mgなら1錠)を、1日2回(朝と寝る前)に水などで服用します。
なお、気管支喘息の治療では1回400mgを1日1回(寝る前)にまとめて飲む方法もあります。
お子様の場合も、年齢や体重に合わせて適した量が細かく決められます。
成分が体内で少しずつ溶け出すように作られているため、割ったり砕いたり噛んだりせず、そのまま水で服用してください。
テオドールの副作用
主な副作用
- 吐き気、嘔吐
- 食欲不振
- お腹の痛みや張り
- 胸やけ・下痢
- 頭痛
- めまい
- 不眠
- 手足の震え
- いらいら感・不機嫌
- かゆみや発疹などのアレルギー症状
- 頻尿
- 倦怠感・脱力感
副作用への対処法
テオドールは、血液の中のお薬の濃度(血中濃度)が高くなりすぎると、吐き気や動悸、手足の震え、頭痛といった副作用が出やすくなる特徴があります。
このような症状が強くでた場合は、体に届いている薬の量が多すぎる可能性があるため、飲む量を調整する必要があります。無理に服用を続けず、早めに主治医や薬剤師へご相談ください。
また、万が一、激しい吐き気やひきつけ(痙攣)、意識がぼーっとするなどの異変を感じた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
テオドールの注意事項(禁忌)
使ってはいけない方(禁忌)
- 過去に本剤や類似のお薬(キサンチン系薬剤)でアレルギーや重い副作用が出たことがある方(禁忌)
- 12時間以内にアデノシン(アデノスキャン:心臓の検査薬)を使用する方(禁忌)
特に注意して使う方(慎重投与)
- てんかんやひきつけを起こしたことがある方(特に小さなお子様)
- 甲状腺機能亢進症の方
- 急性腎炎の方
- うっ血性心不全や肝障害のある方
- 熱が出ているお子様・生後6ヵ月未満の乳児
- 高齢者
併用禁忌・併用に注意が必要な薬
- アデノシン(アデノスキャン)【併用禁忌】
- 一部の抗生物質(エリスロマイシン、シプロフロキサシンなど)や胃薬(シメチジン)等
- 他の喘息薬(β刺激剤やカフェインを含むお薬など)
- タバコ(喫煙)
- セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品
生活上の注意(使用上の注意)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 割ったり噛んだりせずに飲む | ゆっくり溶けるしくみのお薬なので、割ったり噛んだりすると一気に体内に吸収されてしまい危険です。 |
| 熱が出たときは主治医に連絡(特に子ども) | 熱が出ると薬の濃度が上がりやすくなるため、保護者の方は無理に飲ませず主治医に相談してください。 |
| カフェインの摂りすぎに注意 | コーヒーやお茶、エナジードリンク等のカフェインは薬と似た作用を持つため、一緒に多く摂ると副作用が出やすくなります。 |
| セント・ジョーンズ・ワートを避ける | セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含むハーブティーやサプリメントは薬効を弱めるため控えましょう。 |
保管方法
- 直射日光や高温多湿を避け、室温で保管してください。
- 小さなお子様の手の届かない、安全な場所で保管してください。
飲み忘れたら?
飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。
ただし、次の飲む時間が近づいている場合は忘れた分は飛ばし、次の時間に1回分だけを飲んでください。
絶対に一度に2回分をまとめて飲んではいけません。
ウチカラクリニックのオンライン診療では、お薬の処方を行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。


※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
テオドールに市販薬はある?値段は?
市販薬
テオドール錠と同じ有効成分「テオフィリン」を含む市販の喘息薬や咳止め薬(第2類医薬品等)として、「ミルコデ錠A」や「アスクロン」などがドラッグストアで販売されています。
ただし、市販薬は配合されている成分の量や組み合わせが医療用とは異なるため、喘息の持病がある方は自己判断で使わず、医療機関を受診してください。
ジェネリック
ジェネリック医薬品(後発品)が存在します。
「テオフィリン徐放錠100mg『サワイ』」「テオフィリン徐放錠200mg『トーワ』」などの成分名で各メーカーから販売されています。
薬価
| 薬剤名 | 区分 | 薬価 | 3割負担の目安 |
|---|---|---|---|
| テオドール錠100mg | 先発 | 6.3円/錠 | 約1.9円/錠 |
| テオドール錠200mg | 先発 | 8.1円/錠 | 約2.4円/錠 |
| テオフィリン徐放錠100mg(各種後発品) | 後発 | 約6.3円前後/錠 | 約1.9円/錠 |
| テオフィリン徐放錠200mg(各種後発品) | 後発 | 約8.1円前後/錠 | 約2.4円/錠 |
※2026年10月現在。薬価は改定などで変わる可能性があります。
※別途、処方箋料や調剤技術料などが加算されます。
添付文書
テオフィリン徐放錠100mg「サワイ」/テオフィリン徐放錠200mg「サワイ」
テオドール錠が「販売中止」って本当?
インターネット上で「テオドールが販売中止になる」という情報を目にして不安になった方がいらっしゃるかもしれません。
製薬会社からの案内の通り、テオドール錠(100mg・200mg)は原料調達や製造上の都合により、在庫がなくなり次第、販売中止(出荷停止)となることが決定しています。
「ずっと使っていたけれど大丈夫かな」と心配されるかもしれませんが、過度に焦る必要はありません。
同じ成分を含むジェネリック医薬品(テオフィリン徐放錠)や、吸入薬など別の喘息治療薬へスムーズに切り替えることが可能です。
現在服用中の方は、自己判断で急にやめることはせず、主治医と今後の代替薬について相談しましょう。
【喘息の吸入薬一覧はコチラの記事から!】
まとめ
テオドール錠は、気管支を広げて激しい咳や息苦しさを和らげてくれるお薬です。
適切な飲み方(割ったり噛んだりせず水で飲む等)を守り、定期的な検査で薬の量をチェックしながら使用することが大切です。
なお、先発品の販売中止に伴う切り替えについても、主治医と相談しながら安心して治療を続けていきましょう。
「喘息の症状や咳がつらくて通院が負担」
「いつものお薬の処方や切り替えについて自宅から医師に相談したい」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
- スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
- 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
- お忙しい方でも安心の年中無休で診療
- 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能
通院にかかる時間や手間を減らしながら、専門の医師にお薬の悩みを気軽に相談できます。不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
よくある質問(FAQ)
妊娠中・授乳中でも使えますか?
注意が必要です。 妊娠中の方は、治療上の危険性より有益性が上回ると医師が判断した場合のみ投与されます(赤ちゃんに影響が出る報告があるため)。また、成分が母乳に混ざってお子様に神経過敏などを起こすことがあるため、服用中は授乳を避けることが推奨されています。
小児(子供)でも使えますか?
使用されます。 お子様の気管支喘息の治療でも広く使われています。ただし、大人はもちろんのこと、熱が出たときや赤ちゃん(特に生後6ヵ月未満)は血中濃度が急にあがってひきつけ(痙攣)を起こすリスクがあります。保護者の方は普段からしっかり様子を観察し、医師の指示通りに服用させてください。
運転しても大丈夫ですか?
基本的には問題ありませんが、体調の変化に注意してください。 眠気を直接引き起こすタイプのお薬ではありませんが、副作用としてめまいや頭痛、気持ちの興奮があらわれることがあります。体調に違和感がある場合は運転や危険な機械の操作を控えましょう。
いつから効き始めますか?
飲み始めてから、通常1〜2時間程度で薬の効果があらわれ始めます。時間をかけてゆっくり成分が吸収されるため、半日〜1日ほど効果が長く持続します。
お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
原則として服用中のお酒はお控えください。 アルコールによってお薬の分解が変わって副作用が出やすくなったり、お酒自体が喘息の発作を引き起こしたりする危険性があります。
コーヒーやお茶と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
水やぬるま湯で服用してください。 コーヒーや緑茶、紅茶、エナジードリンクに含まれる「カフェイン」は、テオドールと性質が似ています。同時にたくさん摂ると、動悸や吐き気などの副作用が強まることがあるため控えましょう。
