ケフラール・ケフラールカプセルの効果・副作用を解説!【医師監修】
目次
ケフラールとは?効果は?
ケフラールは、「セファクロル」という成分を含む「セフェム系」の抗生物質(抗菌薬)です。
病気の原因となっている細菌の増殖を抑え、退治することで感染症を治療します。
ケフラールの種類(剤型)
ケフラールには、患者さんの年齢や状態に合わせていくつかの種類があります。
- ケフラールカプセル250mg:主に大人や体重20kg以上のお子様に処方されるカプセル剤です。
- ケフラール細粒(小児用):カプセルが飲みにくい小さなお子様向けに処方される粉薬です。
ケフラールの成分
有効成分は「セファクロル」です。
細菌の細胞壁(外側の壁)の合成を邪魔することで、細菌を壊して死滅させる働き(殺菌作用)を持っています。
ケフラールの効果
ケフラールは細菌が原因で起こるさまざまな炎症や感染症に効果を発揮します。
ただし、ウイルスが原因の一般的な風邪やインフルエンザには効果がありません。
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
- 呼吸器の感染
- 扁桃炎、咽頭炎、気管支炎、肺炎など。
- 皮膚の感染
- おでき、とびひ、蜂窩織炎(ほうかしきえん)など。
- 泌尿器の感染
- 膀胱炎、腎盂腎炎(じんうじんえん)など。
- 耳鼻科・歯科・眼科の感染
- 中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、麦粒腫(ものもらい)など。
ケフラールはオンライン診療で出せる?
「膀胱炎のような症状があるけれど、忙しくて病院に行く時間がない…」
「皮膚やのどの症状で受診したいけれど、病院の待ち時間がつらい…」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
ケフラールのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでも、
ケフラールに関するご相談や処方をオンライン診療にて承っております。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「仕事の合間に受診したい」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
ケフラールの使い方(用法・用量)
| 成人 体重20kg以上の小児 | 通常、1日750mgを3回に分けて服用します。 ケフラールカプセル250mgの場合は、 1回1カプセルを1日3回(毎食後など)服用します。 |
| 体重20kg未満の小児 | 体重や年齢に合わせてケフラール細粒などが用いられ、 適宜量が調整されます。 |
| 重症の場合 | 症状が重い場合や菌の抵抗性が高い場合は、 1日1500mg(1回2カプセルを1日3回)まで増量されることがあります。 |
※自己判断で量を増やしたり減らしたりせず、必ず医師の指示に従ってください。
ケフラールの副作用
主な副作用
一般的な副作用
- 悪心、下痢、軟便、腹痛
- 発疹、かゆみ、蕁麻疹
- AST上昇、ALT上昇
- 発熱
- 頭痛、めまい
- 口内炎、カンジダ症
重大な副作用
- ショック、アナフィラキシー
- 急性腎障害
- 汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少
- 偽膜性大腸炎
- 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群
- 間質性肺炎、PIE症候群
- 肝機能障害、黄疸
- 溶血性貧血
副作用が出たときの対処法
お薬を飲み始めて一時的に便がゆるくなった程度であれば、抗生物質によって腸内細菌のバランスが一時的に変化しているためであることが多く、軽度なら服用を続けて様子を見ます。
ただし、「水のような激しい下痢が続く」「便に血が混じる」「激しい腹痛がある」という場合は、偽膜性大腸炎などの可能性があるため直ちに服用を中止し、医師の診察を受けてください。
また、発疹やかゆみなどのアレルギー症状が出た場合も服用を中止して受診・相談をしましょう。
ケフラールの注意事項(禁忌)
使用に注意が必要な方
服用してはいけない方(禁忌)
- 本剤の成分(セファクロル)に対し過敏症(ショックやアレルギー)の既往歴がある方(禁忌)
特に注意して使う方(慎重投与)
- 他のセフェム系やペニシリン系抗生物質でアレルギーを起こしたことがある方
- 本人や家族がアレルギー体質の方(気管支喘息、発疹、蕁麻疹を起こしやすい方)
- 高度の腎障害がある方
- 食事摂取が不良な方
- 妊婦、授乳婦
- 高齢者
併用に注意が必要な薬
絶対に使用禁止(併用禁忌)とされているお薬は特にありません。
ですが、胃薬(水酸化アルミニウムや水酸化マグネシウムを含む制酸剤)と一緒に飲むとお薬の吸収が低下する場合があります。
普段飲んでいるお薬があれば、必ず医師・薬剤師へ伝えてください。
ケフラールカプセルとロキソニンの飲み合わせは?
「熱や痛みがつらいので、市販のロキソニンを一緒に飲んでも大丈夫?」と不安になる方も多いでしょう。 結論から言うと、ケフラールとロキソニン(成分名:ロキソプロフェン)の飲み合わせは基本的に問題ありません。
膀胱炎の痛みや、のどの炎症・発熱を抑えるために、医療機関でも一緒に処方されることがよくあります。ロキソニンも胃腸に負担をかけやすいため、併用する場合は胃を守るために食後に多めの水で服用するようにしましょう。
生活上の注意(使用上の注意)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最後まで飲み切る | 自己判断で服用をやめると、体内に菌が残り再発したり、薬が効かない「耐性菌」が生まれたりします。処方された日数は必ず飲み切りましょう。 |
| 体調の変化をチェック | 激しい下痢や血便が出た場合は、偽膜性大腸炎の恐れがあるためすぐに受診してください。 |
| 検査値(尿糖検査)への影響 | ベネディクト試薬やフェーリング試薬による尿糖検査では、実際は陰性でも「陽性(+)」と出る(偽陽性)ことがあります。検査予定がある場合は医師へ伝えてください。 |
保管方法
- 直射日光や高温・多湿を避け、室内で保管してください。
- 小さなお子様の手の届かない安全な場所に保管してください。
飲み忘れたら?
気づいたときにすぐ1回分を飲んでください。
ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まずに1回飛ばしてください。
絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、定期通院をはじめとしたお薬の処方も行っています。
気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。


※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
※美容目的など一部自費診療になる場合もあります。
ケフラールに市販薬はある?値段は?
市販薬
現在、ケフラールと同じ成分(セファクロル)を含む市販薬は販売されていません。(処方薬のみ)
ジェネリック
「セファクロルカプセル」などの名称でジェネリック医薬品(後発品)が発売されています。
成分や効果は先発品と同等で、お薬代を抑えることができます。
薬価
| 薬剤名 | 区分 | 薬価 | 3割負担の目安 |
|---|---|---|---|
| ケフラールカプセル250mg | 先発 | 54.7円/カプセル | 約16.4円 |
| L-ケフラール顆粒 | 先発 | 158.1円/包 | 約47.4円 |
| ケフラール細粒小児用100mg | 先発 | 44.3円/g | 約13.3円 |
| セファクロル細粒10%「日医工」 | 後発 | 44.3円/g | 約13.3円/g |
| セファクロル細粒20%「日医工」 | 後発 | 19.6円/g | 約5.9円/g |
※2026年4月現在。価格は改定などで変わる可能性があります。
添付文書
まとめ
ケフラールは、さまざまな細菌感染症に効果を発揮する頼りになるお薬です。
副作用として下痢や軟便などが起こることがありますが、病原菌をしっかり退治するためには「症状が治まっても指示された日数を飲み切る」ことが何より大切です。
「膀胱炎の症状がつらくて病院に行けない」
「ニキビやのどの炎症で相談したいけれど待ち時間を減らしたい」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
- スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
- 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
- お忙しい方でも安心の年中無休で診療
- 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能
通院の手間なく、ご自宅から医師の診察を受け、症状に合った適切なお薬を処方してもらうことが可能です。つらい症状にお悩みの方は、ぜひお気軽にウチカラクリニックにご相談ください。
よくある質問(FAQ)
妊婦・授乳中でも使えますか?
妊娠中(または妊娠の可能性がある方)は、医師が「治療上の有益性が危険性を上回る」と判断した場合に投与されます。また、授乳中についても母乳中へごくわずかに移行することが報告されていますが、医師と相談の上で授乳の継続または一時中止を検討して使用します。
小児(子供)でも使えますか?
はい、使用できます。成人および体重20kg以上のお子様にはカプセルが使われるほか、体重20kg未満のお子様には「ケフラール細粒(粉薬)」が用いられます。
運転しても大丈夫ですか?
ケフラールには眠気を引き起こす直接的な成分は含まれていないため、服用中の車の運転や機械操作に特別な制限はありません。
いつから効き始めますか?
個人差や症状にもよりますが、服用を開始して1〜3日程度で効果があらわれ、症状が和らぐのを感じることが多いです。数日服用しても全く改善しない場合は、原因菌に薬が合っていない可能性があるため医師へご相談ください。
お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
ケフラールとお酒の直接的な相互作用(危険な中毒症状など)は報告されていませんが、服薬期間中の飲酒は控えることを強く推奨します。 アルコールによって肝臓や胃腸に負担がかかり、下痢や胃痛といった副作用が出やすくなったり、免疫力が低下して治りが遅くなったりするためです。